NELS CLINE’S TRIO HADARRO
feat. Chris Lightcap & Tom Rainey
来日メンバー
Nels Cline (Guitar)
Chris Lightcap (Bass)
Tom Rainey (Drums)
ギターの探求者、ネルス・クライン。リード・ギタリストとしてウィルコの一員と、同時にリーダーとして40年に渡るキャリアで30以上のユニット、200を有に超えるゲスト・レコーディングでも知られる。
1980年代にジャズ・ギタリストとして音楽シーンに登場して以来、その音楽性はジャズ、ロック、パンク・ミュージック、即興演奏の分野とボーダレスな表現活動を続け、近年ではローリングストーン誌の企画で現世の重要ギタリスト100人、もしくは現代の世界の神ギタリスト20選などに選出。「90年代に参加したゴシック・カントリー・ロック、GERALDINE FIBBERSからジョン・コルトレーンの後期インプロヴィゼーションの大作に至るまで、振り幅の広い表現に取り組み、ウィルコのリーダー、ジェフ・トゥーディーに『ネルスは何だってできる』と言わしめた」とそのスタイルを称賛した。
現在は、ギタリスト・ジュリアン・レッジとのカルテットらとの新プロジェクト「The Nels Cline 4」などで活動、2018年最新リーダー作は名門ブルーノート・レーベルから新プロジェクト「The Nels Cline 4」名義でオリジナル曲によるアヴァンギャルドから美しいバラード表現などを収めた『Currents, Constellations』を発表している。
今回はニューヨーク・ブルックリンシーンでサイド、リーダーとして演奏活動を続けているベーシスト、クリス・ライトカップと「Cline4」のドラマー、トム・レイニーによるトリオでの来日となる。
text by Hideki Hayasak