音もなく爆発した原発とともに これまで積み上げてきた価値観は吹っ飛んだ。
瓦礫と化した日出ずるこのクニから この世のものとはおもわれない精気が たち昇る。

絶望というしかない見渡すかぎりの砂漠を越えたからこそあらわれた中近東の妖しくなまめかしい民族音楽、そしてアカデミックな現代音楽と日々進化をとげるダブステップを絶妙にかけあわせ、シャックルトン2.0と讃えられる鬼才・ラズ・メシナイ、さらには、ただならぬ予見にみちたアポカリプティックサウンド(終末の音)を響き渡らせながら魔術的グルーヴをつむぎだすスヴレカを、まだ見ぬ新世界をめざし大海へと漕ぎだした果てに南米の古代文明を壊滅させ、太陽の沈まぬ国と呼ばれたスペインから迎えます。

未曾有の大震災からちょうど1年、春のまるい朧げな月がてらす夜、すべてを ひらいて 感じてください。

FRUE 〜Etheric Uprise〜

2012.3.10(sat)@UNIT

LINE UP:
LIVE:
Raz Mesinai
STEVEN PORTER (10 LABEL / SEMANTICA RECORDS / WEEVIL NEIGHBOURHOOD)

DJ:
Svreca
INNER SCIENCE

SALOON
Nanae(Mind Warp)
Atsushi Maeda (addictedloop / rural)
DJ置石 (Paradise Cassette,333.MGMD)
PECO (R20)
C_Olvrin (CAN)

OPEN / START : 23:00

CHARGE : ADV 3,000yen/DOOR 3,500yen

flyer artwork : Hiraku Suzuki

Supported by MNML SSGS, WORDPUBLIC

presented by anitodai

シャックルトン2.0と讃えられし 鬼才


Raz Mesinai_ラズ・メシナイ

1973年イスラエルのエルサレム生まれ。子どものころにイスラム神秘主義の儀式において鳴らされるフレームドラム(世界最古の片面太鼓)の恍惚な リズムにヤラれ、パーカッションへの興味が芽生える一方で、初期の実験的だったインストゥルメンタル・ヒップ・ホップに深くのめりこみながら、ニューヨー クのはちゃめちゃなB-boyカルチャーのなかで育つ。

その後、ニューヨーク州郊外の芸術を愛する穏やかな町・ウッドストックにおいて皿洗いで生計をたてながら、数多くの幻覚剤をためし、ジョン・ケージモートン・フェルドマンエドガー・ヴァレーズといった偉大な作曲家達にハマり、それらの音楽がダブと合うことに気がついた。

中東音楽と電子音楽を融合させた彼のスタイルは、ムスリムガーゼの ようだと形容されることもあるが、現代音楽をとりいれ、日々進化をとげるダブステップをもとりこみ、NY即興音楽シーン仕込み(ターンテーブル4台!)の ライブパフォーマンスは、古代の躍動するリズムを喚起させ、まるで壮大な神話を創造するかのようでもあり、唯一無二、鬼才としての魅力をぞんぶんに放っている。

また90年代の後半には、ジョン・ゾーンマーク・リボーエリオット・シャープアート・リンゼイらのNY即興音楽シーンの怪しい大物達とからみながらも、最近の楽曲はシャックルトンコード 9アンディー・ストットといった先端音楽シーンを突っ走るアーティストによってリミックスされており、いまなお先駆的実験電子音楽シーンの最前線で活躍をつづけている音楽家の1人である。

音源 Raz Mesinai aka Badawi  MIX
http://playgroundmag.net//images/stories/audio//Pg%20Podcast%20031.mp3.zip

魔術的グルーヴをつむぎだす スペインの新星


Svreca _ スヴレカ
1982年生まれ。アヴァンギャルドな音響 (エレクトロニカ) 、ノイズ、ミニマルダブ、ディープ・テクノを展開し、その時代感覚の鋭さは、ベーシック・チャンネル以降のミニマルダブやインダストリアル・ダブなどを先どりし、世界中の先端音楽を愛する “音キチ” から高く評価されている。Sandwell Districtに通ずる爆撃のような硬質のインダストリアル・ビート、細やかでとろけるようなダブ的な音響処理がほどこされた上音、そしてうねり舞いあがる魔術的グルーヴをあわせもち、不穏な未来を啓示するかのようなアポカリプティック(終末、黙示録)な音を鳴らしている。
またドイツのNo.1クラブ、ベルグハインでは彼のコントロールする先駆的で実験的なレーベルSemantica Recordsの パーティを行っており、ピカソ、ダリ、ミロらスペインを代表する20世紀の近現代美術作品を数多く所蔵するマドリッドの国立ソフィア王妃芸術センターにお いて開催されたエレクトロ/ダブステップ系ミュージックのフェスにも出演した。さらには、パーティフリークから絶大な信頼を寄せている野外パーティ、ラビリンスでもおなじみMike ParkerSilent Servantがこのレーベルからヴァイナルをリリースし、Regisが楽曲を提供している。

音源 Svreca MIX
https://wede40.wordpress.com/2011/02/04/cs-podcast-039-svreca/